「遊ばれている。」
先日、あるトレーニングマッチを見学させてもらいました。
ジュニアユースですね。
他県ではありますが、県1部リーグ同士の試合。
ボールを空に蹴とばすシーンは、ほぼありません。
双方ともに、後ろから丁寧にビルドアップをしようとしていました。
観戦していて、好感の持てる試合でした。
さらに付け加えると、ボールを持っていない部分。
多くの選手が、ボールを受ける、マークを外すための動きを行っています。
当たり前のことなのですが、ボールを持って初めて、プレーが始まる選手も少なくない。
それが、いまの育成年代の試合で、しばしば起こっています。
この試合は、そうではありませんでした。
ドリブルだけでなく、パスも有効に使いながら、攻撃の形ができていく。
見ていて、なかなか面白い試合でした。
片方のチームの監督さんが、私の知人だったため、ご挨拶。
少し、話をさせてもらいました。
…どうですか?良くなって来てるのではないですか?
すると、少し渋い表情。
「まだまだですね。」
そして、さらに言葉が続きます。
「まだまだ、ボールに遊ばれている。」
「あれでは、自分のやりたいプレーは出来ていないよ。」
もう少し聞いてみました。
…彼らはリフティング、すごく上手ですよね。だったら、ファーストタッチはミスしないでしょう?
(ちなみに、全員が最低でも数百回できるでしょう。)
「それが、実は全然だめで。」
「この前、二人組でリフティングのパスをさせたら、続かないんですよ。」
…チョンチョンばかりするからですかね?
「それもあるね、だから、コントロールできる幅が狭い。」
…サッカーバレー、苦手そうですね?
「そうね・・・。」
何のために、頑張ってリフティングを出来るようにしたのでしょう。
試合で使えない、リフティングの回数を伸ばすためだけのリフティングなのか?
「ボールに遊ばれている。」
刺激的なキーワードです。
ボールを止める、蹴る、運ぶ。
特に、止める、運ぶの部分でした。
意のままにボールを扱えていない。
ボールコントロールにミスが出てしまう。
だから、ボールの後を追って、自分がアクションしなければならなくっている。
理想とするのは、ボールを一発で思った場所にコントロール。
そして、常に体に吸い付いているように、ボールを運んで、移動していく。
ジュニアユースになると、より戦術的な部分の向上が求められます。
では、戦術的行動を、見事に遂行するためには?
賢さ、見ることが、もちろん必要です。
その賢さ、見ることに加えて、ボールを思ったように扱う能力が求められます。
車の両輪のように、どちらかが欠けても、進まない。
それは、チームもそうですが、個人もそうですよね。
「ボールを意のままに!ボールに遊ばれるな!」
2017年04月25日
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