日本が、少しフットボールの国に成れたのではないでしょうか。
我々の国では、No.1スポーツとは言い難い。
それは、古くは相撲であり、近年は野球でしょう。
この二つのスポーツは、本当に多くの方が、語ることが出来る。
そして、深くまで根付いているので、話している内容も深い。
歴史を踏まえながら、現状を分析し、未来を展望する。
残念ながら、その深さ、横の拡がり、共に太刀打ち出来ない。
今回、J1で初優勝した、川崎フロンターレ。
J2で最後に昇格を決めた、名古屋グランパス。
そして、ACLで優勝を決めた、浦和レッズ。
加えるならば、有利であったはずの鹿島アントラーズが優勝を逃した。
この3チーム+1チームの戦いを見ると、ストンと納得出来るものがありました。
そして、やはりそうだよな、と改めて感じました。
それは、試合によって、戦い方が変化させることが出来るチームが強いということです。
これと逆の考え方も、当然あります。
自分たちの戦い方が一番だ!それを突き詰めると勝利は手に入る。
近年は、いかにボールを保持して、攻撃権を握り続けて、試合を運ぶのか?がカギになる戦い。
これは、2010年くらいからの、バルサがもたらしてくれたものではないか。
多くのクラブが、多かれ少なかれ、影響を受けたと思います。
その結果、バルサになりきれない、多くのクラブが生まれてしまいまいした。
バルサに近づくことは出来ても、バルサになることは出来ない。
守備を固めて、カウンターを狙うチームに、敗れてしまう。
そして、同じようなコメントを試合後に出すのです。
「俺たちの方がいい試合をしていた。」
「あいつらなんか、守ってるだけ。」
「もっと、自分らしい試合を突き詰めることが出来れば、勝てたのに。」
相手が強ければ、守備から入る試合を。
相手が守備を固めるならば、あえてボールを放棄して、攻めさえることも。
これが、ホームなら、アウェイなら。
点数が同点なら、先制点を取ったら。
試合は生き物で、状況は、刻刻と変化する。
元々は、下がって守備をするはずだった相手が、前から当たりに来るかもしれない。
試合の途中でも、前持ったプランの変更を求められることもあります。
こんなこと、書いていて恥ずかしいくらい、当然のことですよね。
でも、この当たり前のことを、当たり前のこととして、語られるかどうか。
目の前のチームが、戦い方を変化させることが出来ているかどうか。
守備を固めるだけのチーム。
今までのやり方に固執するチーム。
変化に対応しようとして、上手く行かなかったチーム。
そう言ったチームは、名前があっても、勝つことが出来ていない。
イタリア、オランダ、チリに米国。
こんな強豪で出場常連国であっても、ワールドカップに出れないのです。
今回、浦和も川崎も名古屋も、相手に合わせて、試合状況に合わせて変化させた。
自分たちの戦いを追求すると同時に、状況を読み取ろうとしていた。
自分たちのではなく。
フットボールを追求していた。
それが、今回の栄光につながった要因でしょう。
一方、鹿島は、自分たちに少し固執していたのかもしれない。
来年以降は、どうなるのでしょうね。
このような体験を、我々が繰り返すことが、フットボールの国になる歩みです。
深く、広く、本当のフットボールが浸透していくこと。
それって、楽しいことですよ。
2017年12月08日
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