2017年12月08日

フットボールの国に

 日本が、少しフットボールの国に成れたのではないでしょうか。

我々の国では、No.1スポーツとは言い難い。

それは、古くは相撲であり、近年は野球でしょう。

この二つのスポーツは、本当に多くの方が、語ることが出来る。

そして、深くまで根付いているので、話している内容も深い。

歴史を踏まえながら、現状を分析し、未来を展望する。

残念ながら、その深さ、横の拡がり、共に太刀打ち出来ない。











 今回、J1で初優勝した、川崎フロンターレ。

J2で最後に昇格を決めた、名古屋グランパス。

そして、ACLで優勝を決めた、浦和レッズ。

加えるならば、有利であったはずの鹿島アントラーズが優勝を逃した。

この3チーム+1チームの戦いを見ると、ストンと納得出来るものがありました。

そして、やはりそうだよな、と改めて感じました。

それは、試合によって、戦い方が変化させることが出来るチームが強いということです。










 これと逆の考え方も、当然あります。

自分たちの戦い方が一番だ!それを突き詰めると勝利は手に入る。

近年は、いかにボールを保持して、攻撃権を握り続けて、試合を運ぶのか?がカギになる戦い。

これは、2010年くらいからの、バルサがもたらしてくれたものではないか。

多くのクラブが、多かれ少なかれ、影響を受けたと思います。

その結果、バルサになりきれない、多くのクラブが生まれてしまいまいした。

バルサに近づくことは出来ても、バルサになることは出来ない。

守備を固めて、カウンターを狙うチームに、敗れてしまう。

そして、同じようなコメントを試合後に出すのです。

「俺たちの方がいい試合をしていた。」

「あいつらなんか、守ってるだけ。」

「もっと、自分らしい試合を突き詰めることが出来れば、勝てたのに。」









 相手が強ければ、守備から入る試合を。

相手が守備を固めるならば、あえてボールを放棄して、攻めさえることも。

これが、ホームなら、アウェイなら。

点数が同点なら、先制点を取ったら。

試合は生き物で、状況は、刻刻と変化する。

元々は、下がって守備をするはずだった相手が、前から当たりに来るかもしれない。

試合の途中でも、前持ったプランの変更を求められることもあります。

こんなこと、書いていて恥ずかしいくらい、当然のことですよね。










 でも、この当たり前のことを、当たり前のこととして、語られるかどうか。

目の前のチームが、戦い方を変化させることが出来ているかどうか。

守備を固めるだけのチーム。

今までのやり方に固執するチーム。

変化に対応しようとして、上手く行かなかったチーム。

そう言ったチームは、名前があっても、勝つことが出来ていない。

イタリア、オランダ、チリに米国。

こんな強豪で出場常連国であっても、ワールドカップに出れないのです。









 今回、浦和も川崎も名古屋も、相手に合わせて、試合状況に合わせて変化させた。

自分たちの戦いを追求すると同時に、状況を読み取ろうとしていた。

自分たちのではなく。

フットボールを追求していた。

それが、今回の栄光につながった要因でしょう。

一方、鹿島は、自分たちに少し固執していたのかもしれない。

来年以降は、どうなるのでしょうね。







 このような体験を、我々が繰り返すことが、フットボールの国になる歩みです。

深く、広く、本当のフットボールが浸透していくこと。

それって、楽しいことですよ





posted by プロコーチ at 15:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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