ウクライナ代表、いいチームでしたね。
超有名選手がいるわけではない。
顔と名前と、プレーが一致する選手が、何人いたことか?
好チームであったウクライナ代表。
彼らのベースとなるのが、個々の高い能力。
派手なプレーは少ないのですが、とにかく技術が高い。
まるでシュートのようなパススピード。
これは、欧州では当たり前の基準ですね。
速いパスが、仲間をフリーにしてあげることが出来る。
この速いパスが、仲間をフリーにしてあげることが出来る。
ここに、あえての緩いパスを織り交ぜていけば、もっと、組み立ては面白くなる。
でも、速いパスを通すためのキックが出来ないなら、緩いパスは、ただの殺人パス。
昔、教えてもらった言葉に、ホスピタルパスと言うものがありました。
出しどころが分かっている緩いパス。
このパスは、ボールを受けた味方のところには、相手DFが奪いに来ている。
下手をすれば、乱暴なタックルを受けて、大けがをして、病院送りになってしまうかもしれない。
だから、ホスピタルパス。
ウクライナ代表のパスは、この真逆。
敗れたとは言え、チャンピオンズリーグのベスト16に出ていたシャフタール・ドネツクの選手たち。
世界基準のパスを、身に付けていました。
そして、その速く強いパスを、ピタッピタッとコントロール。
本当に、止める蹴るが素晴らしい。
ボールをピタッと止められるから、速いパスを出せる。
速いパスを出すから、ボールを止める時間が生まれる。
良い循環です。
だからと言って、パスに逃げる訳ではない。
寄せられても、むやみに蹴らない。
体や腕を上手く使いながら、ボールをキープ。
スペースに上手くボールを運び、持ち出す。
数的優位を作りながら、相手守備組織にほころびを作っていく。
アタッキングサードでは、相手の背後に向かって仕掛けていく。
突破のドリブル、ボール運び、ボールキープ。
これらは、場所、局面に合わせ、間違いのない判断をベースとしています。
柔らかさや、繊細さは、あまり感じられない。
どちらかというと、ボールタッチに硬さすら感じてしまう選手もいました。
ボール扱いだけで言うと、日本人選手の方が、相対的には上ではないでしょうか。
でも、どちらが試合で有効だったかというと、ウクライナ代表ですね。
サーカスのようなボールコントロールや、見世物のようなリフティング。
そう言ったボール遊びも、出来たら楽しいですよね。
でも、まずは、ウクライナ代表が見せてくれた技術を高めたいものです。
彼らは、フットボールをプレーしていました。
世界で戦うためには何が必要なのかを、身をもって知っている集団。
この集団に、一人の怪物、一人のスーパースターが出てくれば?!
グンと突き抜けて、ワールドカップや、他の国際大会で結果を残すでしょうね。
イブラヒモビッチのいるスウェーデンや、ベイルのいるウェールズを想像してください。
今回、ウクライナがワールドカップに出れなかった。
でも、監督シェフチェンコが選手として活躍していたら、違った結果だったでしょう。
本大会でも決勝トーナメントに出るかもしれません。
我々は、まず、ウクライナのようなレベルになることが、目標ではないか。
ベースを、コツコツと、育成から積み上げて行く。
そのベースが無い今は、しんどいですね。
ワールドカップで、ベスト16の壁を破り、さらに上に行く可能性は低い。
まずは、あのレベルでの、止める、蹴る、運ぶを身に付けたい。
2018年03月30日
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