2018年04月20日

種目が違う?

 今年、大リーグから日本球界に復帰した、上原浩治。

世界最高峰である大リーグでの生存競争を10年間、勝ち抜いてきました。

そして、世界一であるワールドシリーズ制覇も果たしました。

世界を知る選手。

残念ながら今年は契約を取ることが出来ず、日本球界に復帰。

どのような活躍を見せてくれるのでしょうか?











 その彼が、インタビューに答えていました。

フットボールのテレビでしたので、ご覧になった方も多いのではないかと思います。

「野球とベースボールとは違うスポーツである」

何となく聞いたことのある言葉ですが、肌で感じていた経験者が語る言葉には重みがあります。

「アメリカのベースボールは、一人一人がどんどん振ってくる。」

「日本は、バントなどを駆使して全員で緻密にプレーしている。」

話を聞いていて、野球とベースボールとは、ルールこそ同じですが、価値観が違う。

その価値観の違う選手が集まってプレーをしているので、まるで違う試合が進んでいくことになる。

まるで、種目が違うスポーツであるかのように。













 バリバリのメジャーリーグが助っ人として来日しても、活躍できずに帰っていく選手がいる。

その一方、無名で、大して実績の無い助っ人外国人が、日本では大活躍して歴史に名を残すこともある。

日本の投手は、ある程度の実績を残す可能性が高い。

ところが、日本のトップクラスの野手がアメリカに挑戦しても、鳴かず飛ばずで帰ってくることが多々あります。

ベースボールで活躍するための能力と、野球で活躍するための能力。

同じ部分、似通っている部分もあれば、全く異なる部分もあるのでしょう。

日本では武器になっていたものが、アメリカでは通用しない。

日本でそれほど長所でなかった部分が、実はアメリカでは、物凄く強みになっていることも。

違う種目と見紛うほど、野球とベースボールとは、違いが大きいようです。













 それと同じことは、サッカーとfootballでも言えるようです。

日本で大活躍していた選手が、ヨーロッパに挑戦。

ところが、全く通用せずに、1シーズンも持たずに、日本に帰ってきてしまう。

さほど、日本では活躍していなかった選手が、海外クラブで確固たる地位を築いている。

ブラジルでもヨーロッパでも実績のある選手が、なぜか日本でさほど目立たない。

逆に、日本でだけ活躍できた、無名のブラジル人選手も、たくさんたくさんいます。

ブラジルでは、フットボールではなく、フッチボウですが、、。














 ハリルホジッチ監督は、フットボールの世界の人だったようです。

そして、その価値観の中で、物事を考え続けていたと思われます。

日本のサッカーがどのようなものかには、あまり興味がなかったのでしょう。

彼の考えるフットボールとは?

一人一人が、責任を持って戦う、ボールを奪い、ゴールを目指す。

そのためには、高い強度で、目の前の選手に何としても勝つ!という能力とメンタル。

コースを切って、追い込んで奪うことよりも、自分の力で相手からボールを奪い取る。

コンビネーションに頼るだけでなく、自分がゴールを目指し、相手の背後を狙う。

戦える個人が集まって、それから集団の力を高めていこう。

集団ありきでなく、まず、戦える個人がいなくてはフットボールの世界で結果を残すことは出来ない。

日本的な全員でち密に、犠牲心を持って戦う。

その良さを分かってくれていたのかどうかは、今になっては分かりませんね。

もう少し、サッカーを理解しようという姿勢を見せてくれれば、選手たちの受け取り方も違ったものになったのかもしれない。

フットボールのレベルの高さは分かっていますが、日本サッカーにも良いところもありますよね。











 とは言え、ハリルホジッチ監督の追求していた部分は、我々が、分かっていて目を逸らしていた部分ではないか?

日本らしさ、日本の良さ、日本独自の。

その言葉に、甘えてしまっていた部分に、ハリルホジッチ監督は気づいていた。

日本人選手も、もちろん成長を続けています。

それ以上のスピードで、世界最前線は成長している。

結果として、差が広がっている。

もっと、戦える選手が欲しい!いつも思っていたはずです。

ワールドカップ本大会では、ハリルホジッチ監督の下に、戦える選手が集う。

その選手たちが、犠牲心を持って、ち密に戦術を遂行していく。

私は、そのような空想を、ずっとしていました。















 違う種目ほど、求められることが異なる、サッカーとフットボール。

現代のフットボールの世界で通用する選手とは、どのような選手なのか?

チャンピオンズリーグの準決勝、決勝。

6月から開幕するロシアワールドカップ。

ここを観察すれば、見えてくるものがたくさんあるでしょう。
posted by プロコーチ at 03:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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