リーガエスパニョーラも優勝が決まり、消化試合?
いや、このバルセロナ対レアルマドリードの対決、クラシコがありました。
この対決は、優勝の争いよりも、注目度が高いのではないかと。
様々な注目ポイントがありました。
長年、バルセロナをけん引していた、イニエスタ最後のクラシコ。
慣習である、優勝者を称える花道を、レアルの選手たちが作るのかどうか。
そして、何よりも、世界最高峰のレベルの選手たちが、どのような熱い試合を見せてくれるのか。
彼らの技術は、本当に高いですね。
相手DFがいる中でも、ボールを自在に扱う。
止める、運ぶ、蹴る。
当たり前のプレーを、ハイプレッシャーの中でも、大観衆の前でも、崩さない。
フリーの状況だったら、他のクラブの選手や、Jリーグでも差は少ないかもしれない。
隙あらば、足ごとボールを刈り取ってしまう勢いでプレッシャーをかける守備陣。
そのような獣を前にしても、ぶれない技術。
これぞ、本物の技術ですね。
観ていてため息の連続です。
その中でも、ボールをコントロールする部分。
トラップ、ストップ、ファーストタッチなどと呼べれるプレーです。
彼らが主に使用するのは、コントロールオリエンタード。
これは、足元にボールをピッタリ止めるのではなく。
ボールを動かしながら止めて、次のプレーをスムーズにするもの。
未来に向かって、コントロールするとでも言えばいいのでしょうか。
誰がこのプレーをする?と言うよりも、全員がたくさん使う、このコントロール。
コントロールオリエンタードのおかげで、プレーのスピードが早まる。
止めると蹴る。
止めると運ぶ。
これが一体化していくから。
コントロールオリエンタードを成功させるポイントはいくつかあります。
もちろん、狙った場所に、ボールの勢いも意図するように、方向付けしなくてはなりません。
インサイド、アウトサイド、足裏、もも、胸、頭でも。
体の全てを使って、次のプレーにつながるコントロールをしていく。
そして、何より、観ておくこと、的確な判断をすること。
ボールを受けて、顔を上げて、どこにボールを運ぶのか?
このように考えていては、いつまでたっても、このコントロールは出来ません。
ボールに触る前に、予め見て、考えておくこと。
DFはどこにいて、スペースはどこにあって、味方はどこにいるのか。
コントロールの瞬間には、それらが分かっていること。
このコントロールオリエンタードは、現代的なコントロールともスペインの指導者は呼んでいます。
一方で、昔ながらのコントロールも健在でした。
セミパラーダ、パラーダと呼ばれるものです。
その場にピタッと止めるコントロールです。
足裏で止めれば、パラーダ。
それ以外で、足元に止めればセミパラーダ。
一度止めて、顔を上げてからプレーをするので、クラシックなコントロールだと、彼らは言います。
でも、観ていると、そうではありませんでした。
ノーアイデアで、周りを見ずに、取り合えずボールを止めることは、ほぼ無いのです。
時間を作りたい時、プレーのテンポを落としたい時、相手DFをさらに引き付けたい時。
そこには、はっきりとした意図が感じられます。
時間がゆったりと流れていた、昔のフットボール。
そこで用いられたので、クラシックなコントロールと呼ばれる、パラーダとセミパラーダ。
でも、現在の最高峰で使われているのは、現代向けに進化しているようです。
この3つのコントロールを的確に使い分けているかどうか。
それが、そのまま選手としてのレベルの高さを表している。
クラシコを楽しませてくれた、両チームの選手たち。
彼らは、当たり前のように、さりげなく使い分けていましたね。
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