引き分けに持ち込み、勝ち点1を得ました。
グループリーグ突破に向けて、着実に歩みを進めていますね。
両チームともに、勝利に向かってプレーしていました。
失点を恐れるのではなく、得点を奪いにいった。
いわゆる、オープンな展開でした。
第3者が観ていて、楽しめる試合だったと思います。
個人的には、もう少し、落ち着かせてもいいのかなと感じています。
日本の1点目。
ここに、乾の素晴らしさを感じました。
長友とスイッチするような形、狙ってはいなかったでしょうが、ボールをペナルティエリア内で受けました。
左30度くらいで、前を向くという、本人も得意な形?
右足のインサイドでボールを動かしながらも、優しくコントロール。
この瞬間は、足元ピッタリにボールが入っています。
利き足の前とは言え、これだけ足元にボールが入ると、ショートパスとドリブルしかない。
DFに寄せられて、苦し紛れに、パスか、ドリブルかも。
と、思った瞬間、ボールを追い越すようなステップ。
このステップで、対峙している相手DFは、縦方向へのドリブル突破が、頭に浮かんだはずです。
警戒したDFは、その場に止まりました。
相手の出足を、ステップ一つで、一瞬止めたのです。
つまりボールが、右足のインサイドの前から、アウトサイドの前に変わった。
それでも、ボールは乾の足元のまま。
シュートも打てるでしょうが、正面か、乾から見て左側のニアサイドにしか打てないはずです。
ボールが足元に入り過ぎているからです。
乾は、ボールを追い越すステップをするやいなや、右足のアウトでチョン。
優しくボールタッチ。
相手DFには近づかないように、あえてゴールには近づかない角度にチョン。
この繊細さが、彼の技術レベルの高さを、証明しています。
そして、このボールタッチで、乾にシュートを打つという選択肢が生まれました。
しかも、ニアにもファーにも、上にも、下にもシュートを打てる位置。
四隅にシュートを打てるという、お手本のような位置にボールをコントロール。
そして、ファーサイドに低く、外からカーブをかけたボール。
GKからすれば、最も、遠い位置にコントロールされたシュートを放ちました。
ゴール!
乾がシュートを打つ時に、ボールを置いた位置。
少しだけ、足元からボールを離す位置になります。
この位置にボールを置くのは、怖いかもしれない。
でも、このボールの位置が重要です。
足元、真ん前にボールを置くと、正面にはキックが出来る。
体の内側にもシュートも打てる。
そして、ボールをすいすい運ぶにも適しています。
ところが、欠点もあります。
足の真ん前は、自分の体の外側には、強いキックは出来ないはずです。
人間の体の構造上、股関節は、残念ながらそこまで開かない。
自分の体の外側にもシュートを打ちたいなら、ボールの位置を変えなければならない。
機会があったら、乾がシュートを打った時のボールの位置を確認してみてください。
普段、彼がボールを運ぶ位置とは、違う位置にあるはずです。
そこに、勇気を持ってボールを置けたことが、あのシュートにつながりました。
ボールを受けて、ステップ、ボールタッチ、そしてもちろんシュートまでの流れ。
お手本にしたい、最高のプレーでしたね。
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