ロシアワールドカップも、準決勝に入ります。
この幸せなお祭りも、残り4試合。
もっともっと、観ていたいです。
これだけ連日、フットボールの試合を放映している。
そして、テレビや新聞でたっぷりと取り上げている。
ハイライト番組に、ニュースでの特集など、子供や一般な人の目に触れる。
大きなことです。
ここまでとは言わなくても、日常のリーグ戦も、もっと目に触れるようになれば。
日本のフットボールに対する価値や意識も変わるでしょうね。
残った4チームで最も力があるのは、フランスだと考えています。
ヨリス、バラン、カンテ、グリーズマンにジルー。
センターラインが、バシッと決まっている。
これが大きいです。
その軸があるから、ポグバ、エムバペが活きてくる。
センターラインが崩れたチームは、敗退しています。
いくら世界トップトップのタレントを擁していてもです。
アルゼンチン、ブラジル、ポルトガル。
メッシ、ネイマール、ロナウドに頼って試合を進めるだけでは勝てない。
フランスは、センターラインが背骨のように、堅い。
エムバペが、今大会、大ブレイクしたのは、チーム状況の良さに助けられています。
すごい力も、チームがあってこそ。
個人の組織のバランスを高い位置で保っているのが、フランス。
優勝に一番近いチームなのでしょうね。
でも、私が気になるのは、イングランドです。
これが、攻撃時の基本的な配置です。
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モスクワのスタジアムで、イングランドの試合を観ました。
興味深い戦術を採用していました。
日本の皆さんには、こう言えば伝わると思います。
「ミシャ、ペトロビッチ監督の戦い方に似ているよ。」
広島、浦和、そして札幌と結果を出し続けている、ミシャ。
オシムさんの元アシスタントコーチであることも、知られています。
彼は、守備時は5バック(3センターバックと両サイド)プラス、中盤4枚の9枚でブロックを形成。
攻撃時は、ボランチが1人最終ラインに落ちて、DFラインを4枚に。
中盤は1枚だけで、前線に5枚の選手を並べる。
こうやって、攻守でシステムを変えるように見えるので、可変式のシステムと呼ばれていますよね。
イングランド、ちなみに登録上は、GK1−DF3−MF5−FW2。
最終ラインにセンターバックが3枚いるのは同じです。
が似ているのは、この可変式システムの部分ではありません。
枚数の問題でもありません。
似ているのは、前後をあえて分断させているところです。
GKのピックフォードと3枚のセンターバックで最終ラインを形成。
センターバックも大きく開いて、ビルドアップに積極的に関わります。
中盤は、ヘンダーソン一人だけ。
残る6枚は最前線に入ります。
(FW2、中央のMF2、サイドのMF2)
これは、上から観ると、本当によく分かります。
こんなに中盤の中央に人を配していないチームは、珍しいです。
日本なら最低でも2枚、3枚4枚と中盤の中央に、人が入ってきますよね。
そして、イングランドの対戦チームは、毎回混乱しています。
最前線の選手をフリーにすることは出来ない。
ゾーンで守備システムを敷いて、試合をしていたとしても。
自陣ゴール前近くの中央で、放置しておくわけにはいかない。
ゾーンを崩して、最終ラインに人がたくさんいる状態になってしまう。
イングランドに合わせてしまっているのです。
後ろに人が多いということは、中盤に人がいないということ。
イングランドは、わざと中盤に人がいないように、選手を動かしている。
この状況を作っておいて、前線の選手が中盤に下がって、ボールを受ける。
ケインが受けた時は、周りが信頼して動いているのも、良く伝わりました。
中盤で比較的楽に、ボールを受けて、展開している。
さらには、最終ラインの3枚が積極的にボールを前に持ち出す。
我慢できない相手選手が、プレッシャーに来ると、バシッと縦パス。
どこから組み立てるにしても、やりたいようにやっている。
イングランドが常に、先手先手で、ゲームを運んでいました。
中盤を1人で任されているヘンダーソン。
カンテやカゼミロのようにボールを刈り取り続けるわけではない。
モドリッチのように、組み立ての中心に君臨しているわけでもない。
黙々と、バランスを取り続け、穴を埋め続けている。
最高の労働者と言えますね。
まさにイングランド躍進の陰の立役者と言えるでしょう。
このイングランドのスタイルが、どうなるのか?
あえて前後分断させた、ミシャと似ています。
優勝できるかどうかは別にして、気になるチームです。
2018年07月11日
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