2019年02月15日

ルールについて

 フットボールを指導し、プレーし、楽しむ者としての最低限のたしなみ。

それは、ルールを正しく理解しておくこと。

ルールの理解が不正確だと、損してしまうこともあります。

完璧!は無理だとしても、正しく理解しようとし続けることは、大切です。











 ハンド。

ボールを意図的に手または腕で扱うこと。

ポイントは2つ。

1つ目。

手や腕からボールに当たったか?

それとも、ボールが手や腕に当たったのか?

意図的と言うことは、もちろん、手や腕からボールに当たっている。

2つ目。

手や腕の位置が自然な位置にあるのかどうか。

手や腕を振り上げたり、横に広げるのは不自然。

体を大きく見せようと広げるのも、不自然。

つまり、自然な位置にあって、ボールが腕にぶつかっていったのは、ハンドではない。












 はずでした。

明日から始まる2019シーズン。

その前に、JFAが報道陣に向けて、判定基準を示した場所でも、同じ説明がなされました。

そうですよね。

私たちが、現状捉えている通りです。









 でも、アジアカップを思い出してください。

吉田麻也が、2つのVARでやられてしまいました。

ゴールの取り消し、PKの献上。

ジャンプしてヘディングをする時に、腕は広がりますよ。

バランスを取りたいし、飛び上がる時の自然な動作として腕は使います。

走り高跳び、バレーボールのスパイク。

直立でジャンプなどあり得ません。

でも、吉田麻也は、ハンドを取られました。





 日本がもらったPKもありましたね。

スライディングをしながら、腕が、斜め下に伸ばされていた。

これは、受け身の意味もあったでしょう。

その腕にボールが当たり、PK。

腕の位置は、自然ですし、ボールからぶつかって来ているようにしか見えません。

同じようなPKは、バルサのピケも取られていました。

その後、ヨーロッパのリーグ戦を観ていても、何度かありました。

腕の位置や、意図など、関係ないかようです。

とにかく、手や腕に当たれば、ハンド。

ハンドを取られた選手も、異議や申し立てを強くしていません。

当たったら、ハンドを取られるという、そんな感覚なのでしょう。

日本の基準は、今後どうなるのでしょう?

















 オフサイド。

3年前でしょうか。

オフサイドの解釈で、選手としては大きな変更がありました。

守備選手が「意図的にプレーした」ら、オフサイドポジションの攻撃選手がいてボールが渡ったても、オフサイドにはならない。

DFがヘディングでクリアしようとして、後ろにそらしてしまった。

そうしたら、オフサイドポジションにいた選手のもとにわたっても、オフサイドではないのです。

このルールは、あまり浸透していませんね。

オフサイドポジションにいても、プレーに関与しなければオフサイドではない。

こちらは、ようやく浸透してきていますね。

でも、まだまだ、オフサイドポジションの選手が走ったから、動いたから、オフサイド!という選手は、目にします、、、。














 先日、私がプレーしている社会人チーム。

前年ながら、今年から2部に落ちてしまいました。

開幕戦。

真面目に頑張る対戦相手に、苦戦していました。

1対1で、後半も残り10分。

我々の攻撃。

中盤からスルーパスが出ました。

受け手は、明らかにオフサイドポジション。

数Mは出てしまっていました。

相手DFラインの選手が、足を伸ばしてボールをカットしようとしましたが、少しだけ当たって、ボールはそのまま背後に。

ボールを拾ったオフサイドの味方が、GKを外してシュート!ゴーール!!

ですが、副審がバサッと旗を上げました。

味方は諦め、相手選手は安堵していました。











 私は、キャプテンとして、主審に大声で確認を求めました。

「今、DFが意図的にプレーをして、足にハッキリ当たってます。」

「副審に確認してください。」

それを聞いた対戦相手は、私を馬鹿にするような目でみました。

さらには、(お前ルールも知らないの?!)数人が私に向かって、小ばかにするように言ってきました。

主審と、副審の協議の結果、当然、ゴールが認められました。

それが、現在のオフサイドの解釈ですから。

収まりがつかないのが、対戦相手。

(なんでだよ!)(オフサイドの選手がプレーしただろ!)罵声を上げています。

そして、抗議の意味なのか、キックオフでの再開をしばらく拒んでいました。

もちろん判定は変わることなどありませんでした。

このゴールが決勝点となり、我々のチームは、開幕戦を勝利で飾ることが出来ました。














 ルールを正しく理解しておくと、いいことあるな。


ここまでハッキリと得することも、なかなかないでしょうが、正しく知っておくべきですね。

毎年のように、ルールや、解釈が変わっていきます。

未だに、数10年前のルールを、平気で信じている選手やファンもいます。

追いかけ続けるのは、大変ですが、学び続けなければなりませんね。


posted by プロコーチ at 14:15| Comment(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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