サッカーに関する記事を、よく読んでいる、勉強している人に言われます。
最近も、特集されていました。
それは、一部正しく、一部違うと思っています。
昔は、利き足偏重の傾向が、今よりもさらに強かったのではないでしょうか。
特にレフティーの選手。
左利きの選手が、体をねじりながらでも、左足のアウトで。
さらには、右足側にあるボールを、足を交差させてラボーナでキック。
私も30年前に、マラドーナのラボーナを見た時は、目を疑いました。
「そこまでして、得意な左足にこだわるのか!」
南米からヨーロッパに行く流れは、昔からありますよね。
ジーコ、ファルカン、マラドーナ、フランチェスコリ。
当時は、南米でプロとして活躍して、何年も経って、キャリアを築いてから。
でも今は、10代のうちに、ヨーロッパにわたって行く。
人の流れが、活発になっています。
そして、情報の流れは、もっともっと活発になっています。
4年に1度のワールドカップが、世界のトレンドを作り上げる。
そんなにゆっくりとしたものでは無くなりました。
南米もヨーロッパも、目指す方向性やその手法に大きな違いが無くなってきています。
それは、選手のプレーにも現れています。
利き足しか使わない。
利き足を磨けば、それでいい。
その考えは過去のものです。
それは実際のプレーを見れば分かりますよね。
左右どちらの足でもコントロールする。
左右どちらの足でもシュートを打つ。
ドリブルでも、利き足だけでは運ばない。
ヨーロッパでプレーしている選手だけではありません。
ここで、気を付けなければならないことがあります。
南米の選手は、小さい時から、ボールをたくさん触っています。
誰に教わるでもなく、自然にボールと共に生まれ、育ち、大きくなりました。
彼らは、利き足で自在にボールを扱える。
利き足にあれば、ボールは、どのようにも運べ、隠せる、蹴れる。
その選手が、プロ選手となる過程で、苦手な側の足も磨いている。
最初から、両足を扱える選手は、ごくまれです。
(私は見たことがありません。)
利き足がスペシャルな選手が、自らの選択肢を増やすためにトレーニングで後天的に身に付けたもの。
この選択肢とは、プレーだけではありません。
自分がプレーするポジションもそうです。
そして、所属するクラブもそうです。
出来るプレー・ポジションが多いと、自分のフットボールライフが豊かになるはずです。
利き足だけにこだわるなら、それでも構わないと思います。
それは、その方の考えですからね。
でも、間違いなく言えるのは、限定された場所でしかプレーできない恐れがあるということ。
自分でわざわざ、可能性を狭める必要はない。
利き足だけにこだわっていると、プレーを遅く、狭くしてしまう。
私が関わらせてもらっている、ブラジルのクラブでも、左右差なくボールを扱うことを、育成年代から取り組んでいます。
利き足だけにこだわる指導は、過去のものになってきている。
【関連する記事】

