開幕2連勝でグループリーグ突破を決めた、U−20日本代表。
U−20ワールドカップでは、日本代表の奮闘が目立っています。
初戦は、世界に日本のスタイルとは!!と強くアピールをした試合内容。
2試合目は、何度も決定機を作られるも、ギリギリの所で踏ん張っての勝利。
チームの雰囲気も盛りあがっているようで、勝ちぬいていく条件を持っているチームかもしれません。
一方、南米ではコパアメリカ07がベネゼイラにて開催されています。
大会の格の割には、あまりに注目度が低過ぎるこの大会。
タレントを生み出しつづける南米、中南米。
フットボール先進国のヨーロッパでも、大事なパーツは南米出身の選手が占めていますよね。
ミラン・リバプール・バルサ・・・。
そんな、キラ星のようなタレントの品評会。
それがコパアメリカ。
私事ですが、この大会を見るために、新たにスカパーのチャンネルを増やして、チェックしています。
中でも注目は、アルゼンチンとされています。
ほぼ、ベストメンバーを揃え、本気でタイトルを奪いに来たようです。
開幕3連勝を飾り、グループリーグ首位通過を決めました。
U−20日本代表とアルゼンチンのフル代表。
この両チームとも、勝ち試合を繰り返しています。
ただし、大きな差があるのは事実です。
比べる方がおかしいと思うかもしれません。
世界のサッカー界は、20歳ならもう大人です。
日本チームでさえ、ほとんどのプレイヤーがプロ選手。
同じプロなら、同じ基準で比べないと。
ピッチに立てば、ハンデなど与えてくれませんから。
その大きな差が、如実に現れていたのが、試合終盤です。
日本代表は、相手のコーナー付近でボールをキープしようとしていました。
時間稼ぎですよね。
ボールを1人、2人で身体を張ってキープ。
自分の身体でボールを隠して、相手DFに触れさせません。
1分、2分と時間を使い、終了のホイッスルを待ちます。
これは、時間稼ぎの鉄則をしっかり守ったものです。
味方の守るゴールから、一番遠い場所でのボールキープ。
ゆえに、もし相手に奪われたとしても、失点に最もつながらないからですよね。
思い出すのが、93年のワールドカップ予選。
俗に言う、「ドーハの悲劇」です。
予選最終戦のイラク戦。
1点勝った状態で、終盤を迎えた日本代表。
ほんのもう数分、数秒守りきれば、初めてのワールドカップ出場が決まります。
当時の日本代表が、イラク陣内深くに攻めこみました。
ところが、交代で入った武田選手が、クロスボールを上げてしまったのです。
簡単にボールはいらくのものになってしまいました。
あの時、時間を稼ぐことは出来なかったのか?!
やはり、そんなことすら出来ない日本代表が世界に出ていくのは早かったのだ。
大きな議論の的になりましたよね。
それから比べると、10数年経ったU−20日本代表の方が、成熟しているとはいえますよね。
ところがです。
アルゼンチン代表は、さらに遥か上を行っています。
ボールを奪われないようにプレーをするのは同じ。
ただし、コーナー付近で身体を張ってキープ、このプレーをほとんど行ないません。
パスをドンドンつないでいって、時間を稼いでいくのです。
相手が頑張って奪いに来たら、パス、パス、ロングパス。
警戒して来なければ、ゆったりとドリブル。
まるで、闘牛士が牛をイナすようなプレー。
スタンドからは、「オーレ、オーレ」の大声援。
そしてさらに、次がありました。
相手の穴を見つけるやいなや、ゴールを目指して行くのです。
2戦目のコロンビア戦は、まさにこの流れから、追加点を奪っています。
高い技術と、穴をすぐさま見つける判断力。
そして、ゴールへの積極的な姿勢。
U−20代表は、大人になりかけている。
アルゼンチンのフル代表は、立派な大人として完成している。
14年前の日本代表は、余りにナイーブな子供だったのでしょうか。
アジアカップには、日本のフル代表が参戦します。
さて、現在地はどこなのでしょうか?
2007年07月06日
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