10か月ぶりの帰還でした。
交代でピッチに入ると、軽やかに躍動。
そして、見事なゴール!
彼の笑顔が本当に印象的でした。
膝の前十字靱帯(ACL)損傷(断裂)。
フットボールのプレー中に起こる、大きなケガの一つですね。
運動をする時に膝を支える大きな靱帯である、前十字靭帯。
ジャンプの着地や、ステップや方向転換の瞬間、激しい接触プレーなどで起こるようです。
女子サッカー選手、育成世代で残念ながら多く見られます。
年を重ねたからと言って、起こりにくいという訳ではなく、何歳になっても起こり得る障害です。
私も、今までに、何度もこの怪我をした現場に居合わせました。
この怪我をする選手は、真面目な頑張り屋さんに多い印象です。
接触プレーにより、壊されることもなくはないのですが、接触していない時に起きています。
膝が体の内側に入る(ニーイン)かつ、体をグッとひねる動作が合わさった時に起こるとも言われます。
つま先が外を向く(トゥーアウト)も良くない体の使い方だそうです。
頑張っている選手が、大けがをしてしまった時は、何とも悔しい気持ちになってしまいます。
コーチである自分自身に出来ることは、もっと何かあったのではないか?
体の動作の改善や、ウォーミングアップの工夫、疲労を見極めるなどでしょうか。
この怪我から回復し、再びピッチに戻るためには、ほとんどの場合は再建の手術が必要になります。
自分の太ももの裏側の腱を取り、ひざに移植する大手術。
そして、この手術以上に、術後のリハビリにエネルギーを要すると聞きます。
膝が曲がるように、筋力の左右差が無くなるように、動作が戻ってくるように。
そして、専門的な技術である、ボールを扱ったプレー。
プレー中のリアクションの動き。
約1年は、競技復帰にかかっているでしょうか。
特異な例としては、元アントラーズの小笠原満。
彼はたったの5か月で戻ってきました。
でも、あまり一般的な基準にはならないと思います。
多くの選手が、1年近く。もっとかかる選手。
そして残念ながら、感覚的には、元通りには戻っていないことが多いようです。
外で観ている私たちには分からないのですが、プレーしている本人にとっては違うとのこと。
悔しいですね。
受傷していないなら、ケガをしないことが大切です。
膝が中に入って行かないこと。
パワーポジションから、カカトで着地しないことが一つ大切なようです。
引用…大阪大 小笠原一生助教(スポーツ医工学)
ケガをしても、仲間は待ってくれています。
フットボールでつながった仲間との絆は壊れません。
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