2022年11月01日

代表メンバー26人を選ぶ

 カタールW杯に向けた、日本代表メンバーがもうすぐ発表されます。

どのようなメンバーが選ばれるのでしょうか。

ブラジルでは国民の数だけ代表監督がいる、と言われるくらいに全員がフットボールに対して意見を持っています。

日本でも、徐々に一人一人が意見を発信するようになってきていますね。

ネットやSNSが当たり前になったのも、それを助けているとは思います。






 誰が選ばれるのでしょうか?

ここで考えなくてはならないのは、W杯はオールスター戦ではないということです。

エキシビションマッチであるオールスター。

フットボールではあまりありませんが、野球やバスケでは一般的ですね。

これは興行ですので、人気のある選手や、華がある選手が多く呼ばれます。

ファン投票も実施されますよね。

多くの人の関心を集め、興業として成功させるためには、当然だと思います。

でもW杯は、オールスター戦ではありませんよね。

そこを勘違いしてはならないのですが、ついつい混同しがちです。








 では、代表メンバーに必要な選手とは?

レギュラー格と言えるコアなメンバーが15人前後いると思います。

これは、今の森保監督の選手起用を見ていれば、富安、吉田、遠藤、鎌田、伊東選手、、、。

そこに誰を加えていくのか?

それは役割で考えるといいと思います。

・複数のポジションが出来る、困った時要員

・パワープレーなど特殊な戦い方をする要員

・チームに勢いをもたらす、今、勢いのある要員

・試合にはほぼ出ないものの、1ヶ月の長い期間、チームの雰囲気を整える要員

・4年後8年後を踏まえ、大舞台を経験させたい要員

これらを踏まえて、考えていく必要があります。







例えば、過去の成功例や失敗例で考えます。


控えの選手として重宝されるのは、複数のポジションが出来る選手。

控えではないですが、CBもSBもハイレベルでこなす富安選手は、監督としてはありがたいでしょうね。

ボランチもリベロも出来る長谷部選手。

左右のサイドバックが出来る、長友選手。

賢く組織のために動ける明神選手もいましたね。

今の代表なら、旗手、中山雄太選手なども、複数ポジションを高いレベルで務めれますね。

限られた人数しか呼べない大会では、このような選手の価値は、一段と高まります。






 今、勢いのある選手は?

得点を量産している選手。何をやっても上手くいく感覚のある選手。

選手も人間ですから、当然、好不調の波があります。

説明ができないくらい、好調な時期というものがあります。

今なら、鎌田、久保、横浜FCの小川選手でしょうか。

1990年のイタリア代表のスキラッチ選手は、勢いを評価され代表入り。

ギリギリ選ばれたサブの扱いから、一気に大会得点王まで登り詰めました。







 2014年のブラジルW杯。

この時は、パワープレーをする準備ができていませんでした。

ハーフナーマイク、豊田陽平選手という適任の選手がいたのですが、最後に外してしまいました。

そして、大会本番では、劣勢の場面でパワープレーをする場面が出てきます。

ここでCBの吉田麻也選手に急にその役割を与えます。

あの瞬間、あー、どちらかがいれば違う結果になっていたかも!と考えたサポーターも多かったのではないでしょうか。

同じようなに特殊な役割としては、得点を狙うスーパーサブ。

試合を終わらせるための守備職人、流れを変えれるドリブラー、などが考えられますね。




2002年のワールドカップ。

出場機会のなかった、2人のベテラン選手、秋田、中山選手。

彼らがチームを盛り上げ、励まし、叱咤激励し、落ち着かせていました。

2人のベテランが、自分の役割を理解し全うすることで、自国開催のプレッシャーに打ち克つ集団にしていきました。

1998年では第3GKの小島選手でしょう。

逆に、2006年のドイツ大会では、その役割を果たしていた三浦淳選手を外しました。

伝え聞くところでは、大会期間中のチームは空中分解していたとのこと。

ここにいい兄貴分である三浦淳選手がいれば、変わっていたのかも知れませんね。




 未来のための投資。

ブラジル代表は過去に、ロナウドやカカー選手を10代で大会メンバーに入れました。

仮に出番が無くても、この舞台を経験させておきたい。

そうすると彼らが、将来活躍するための大きな経験値となる。

大切な一枠を使ったとしても、それだけの価値がある!と認めれば、それもありかと思います。

未来への投資ですね。

1998年のフランス大会の小野選手は、この枠だったかと、勝手に考えています。









 さて、もうすぐ26人の発表です。

誰が選ばれるのでしょうね。

少しこのような視点で見てくださればと思います。

じっくりと見守りましょう。
posted by プロコーチ at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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