コスタリカと言えば、堅守速攻。
粘り強い守備からカウンターやセットプレーでゴールを目指す。
このイメージは、2014年ブラジルワールドカップでの成功からでしょう。
当時、私も現地でコスタリカの試合を観戦しました。
ポイントは5バック。
統率の取れた5バックが、見事にラインコントロールしながら、守備を行う。
4枚のDFラインでさえ、ズレが生じるものなのに、5枚でスムーズな上下動。
(2002年のトルシエ監督はラインコントロールを極めるために3人でしたよね)
中盤の選手も献身的に上下動を繰り返し、チームとして組織していました。
「リコー、リコー」とサポーターの声援を受けて、最後までは走りぬきました。
ギリシャを倒し、ベスト8を勝ち取った瞬間、ピッチの全員とスタンドとが一つのチームでした。
それは、8年前のイメージです。
4年前のロシア大会の時も、堅守と呼ぶには疑問な守備組織でした。
そして、今回のカタールワールドカップ。
8年前の面影は、ほぼありません。
ケイラー・ナバスが守護神であることは変わりませんが、守備組織は違います。
これはスペインに負けたから、というわけではありません。
本大会前の最終予選、プレーオフ。
そして、あの0-7のスペイン戦。
彼らは4バックがメインのシステム、1-4-4-2。
ゾーンディフェンスで相手を網にかける方法と、前からハメにくる方法を使い分けようとします。
ただし、これは時間の経過とともに、崩れていきます。
勝手に人についていく選手、ゾーンを守る選手、ポジショニングをサボる選手。
崩れた立ち位置なのですが、無理やり、ボールに人に寄せていきます。
後手に回ることもしばしば。
それでも予選で失点が少ないのは、ナバスが守護神だから。
そして相手が勝手にミスをしてくれているから。
結果的に失点が少ないだけなのです。
スペイン戦では前半途中から、4バックを諦め、5バックに変更し、なんとかスペースを埋めて対応。
しようとしましたね。
でも、組織が無いので、本物の攻撃を止めることは出来ない。
では、我々日本代表は、このコスタリカをどのように攻略し、勝利を収めればよいのか?
ヒントは、最終予選のオーストラリア戦ではないでしょうか。
アウェーでの厳しい試合でしたが、三苫の2ゴールで、本大会出場を決めたあの試合。
日本代表(1-4-3-3)
権田
山根、吉田、板倉、長友(63分 中山)
遠藤、守田、田中碧(84分 原口)
伊東、浅野(63分 上田)、南野拓実(84分 三笘)
メンバーに川崎フロンターレ派閥が5人もいます。
この時のシステム、人選を持ち込むのはどうでしょうか。
彼らは相手が引くのも、ゾーンを組むのも、ボールに食いつくのも慣れている。
攻撃の局面においては、素晴らしく力を発揮してくれるはずです。
(守備の時間が長くなってしまう試合では、残念ながら不向き。)
ボールを動かしながら、相手を外し、いなし、動かして、じわじわと足を弱らせる。
そして、空いてきた隙間を崩し、ゴールを陥れる。
先取点も田中からのパスを山根と守田がワンツー、最後に三苫が飛び込んでゴール。
このゴールの形こそが、狙うべき形。
コスタリカを崩すためには?
守備組織が強固ではないとはいえ、アジアレベルではありません。
中央突破や、サイドからの簡単なクロスが入るとは思えない。
(スペインは何度も中央を崩し、ゴールも決めましたが、彼らは参考にはならない)
コスタリカの守備の弱点、それはゴールを背にしながら前向きに守備が出来ない時。
相手に深い位置まで侵入される、そしてマイナスに戻すようなクロスへの対応は苦手。
DFラインはただただ下がるでしょう。
MFラインはマークを見失う。
深い位置から、PKのマーク辺りにグラウンダーのプルのクロスを送りこみたい。
ここからシュートを打てば、さすがのナバスの牙城も崩せるでしょう。
そして、もう一つのコスタリカの弱点。
クイックリスタートへの反応です。
接触プレーで倒れると、座り込んでレフェリーに対してファールのアピール。
時計が進むと、その傾向は強くなります。
相手を倒してしまったときに、俺は何もしていないよアピールもしてくる傾向。
日本代表は、賢くたくましくプレーすれば、チャンスがあるでしょう。
相手の反則の瞬間に、さっとクイックリスタート。
ファールのアピールがあっても、笛が鳴るまでプレーを止めない。
相手のリズムでなく、自分たちのリズムを崩さないことでしょう。
コスタリカは、乗ってくると止めるのが難しい。
セットプレーやカウンターで、先取点を与え、相手のリズムになってしまえば、敗れる可能性も十分にあるでしょう。
日本がドイツ戦で見せてくれた、一体感を持ち、粘り強い戦いをすれば、勝てる可能性は高い。
勝利を信じて、カタールに声援を届けましょう!!
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