2026年06月14日

選択肢を増やすのか? それとも一つの武器を追求するのか?

ブラジル代表のヴィニシウス ジュニオール。
彼が 左サイドの高い位置でボールを持った。
その時 フォワード は彼の前に流れないし、 左サイドバックは オーバーラップしない。
なぜだろうか?

テレビの解説が、サイドバックがオーバーラップをすれば 選択肢が増えるのに。なぜしないんだ?!強く語っていました。
理由は 左サイドバックは オーバーラップをすれば ヴィニシウス ジュニオールはそこに パスも出せるし自分がドリブルして カットインというように選択肢が増える。
それが解説の言い分 でした。

チームの約束事。
現代でしたら プレイモデルと言いましょうか。アタッキングサードでボールを持った時にどのように動くのか?
トップチームでは11人全員が戦術行動を理解し遂行します。それを立案し徹底させるのが 監督の大事な大事な仕事です。

ヴィニシウスジュニオールが左サイドでボールを持ったらそこに 枚数をあえてかけない。
ブラジル代表のアタッキングサードでのプレイモデル。
これには メリットがあります。
オーバーラップをかけないことで 相手 ディフェンスの枚数が増えないからです。いわゆる アイソレーション。
1対1で勝つ可能性が高い選手がいる時に用いられる戦術の一つです。バスケットボールの神様 マイケルジョーダンを想像してくれれば分かりやすいかと思います。

このブラジル代表が採用しているプレイモデルは、特に新しいものではありません。ブラジルでは定番のものです。サイドの高い位置でアタッカーがボールを持つ。他の選手はそこにサポートに行くのではなく後ろや ゴール前 逆サイドで待っている。
意図的に 1対1を作り出すのです。

どのプレイモデルが正しくて、どのプレイモデルが間違っている。そういうわけではありません。11人全員がプレーモデルを理解し、間違いなく遂行していく。それこそがチームスポーツである サッカー フットサルに求められています。自由気ままに見えるブラジル人たちも、真面目にプレイモデルを守っています。
こういった観点でサッカーを見れば一つ 面白い 視点が増えるのではないでしょうか。

posted by プロコーチ at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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