2008年03月11日

フットサルの崩し

今年もJリーグが開幕しました。
海の向こうでは、チャンピオンズリーグや各国のリーグ戦も熱く佳境に差し迫っています。
そして、フットサルも全日本選手権が行なわれました。
たくさんの試合を追いかけるのは、楽しいですよね。
なかなか現場には行けないので、テレビを通しての観戦になってしまうのは残念ですが。

日本のチームは、決定力不足とよく言われます。
日本代表のチームもずーーっと言われ続けています。
各チームも、日本人のストライカーがなかなか出てこなくてブラジル人を始めとする外国人に頼っている。
この部分を解消するためには!?
永遠の命題ともいえるのではないでしょうか。

この話題でよく議論されるのが、ストライカーの育成方法。
日本人は周りとの協調を第一とされるので、良い意味でのわがままな選手が育ってこない。
「他の誰でもない俺が決める!!」
このメンタルの欠如。

さらには、ゴール前での技術。
リフティングの小技や、フェイントの種類ばかりが技術だと錯覚されている部分がある今日。
シンプルに止めて、相手より一瞬早くシュートを打つ。
GKの手の届かない部分に決める。
狭いスペースでのボールコントロール。

この自分でゴールに向かう強い気持ち。
ゴールから逆算してプレーを組み立てる。
そして、それを可能にするボールコントロールの技術。
この2つを高めていく事が、得点力不足の解消につながる。
私は、そう考えています。


さらに、チームで取り組むべき事があるはず。
そのヒントは、フットサルにありました。
フットサルの試合では、レベルが上がっていくと、個人技を発揮する余裕が無くなっていきます。
時間もスペースも無い、狭いコート。

さらにゴール前ではこの傾向は顕著。
そこでシュートまで持ちこむためにはどうすればいいのか?
ドリブルだけでは崩せない。
パスだけでも崩せない。
その組み合わせ。

さらには、ボールを持っているプレーヤーが止まらない。
「足元で、ボールをくれ。
 後は個人技で何とかする。」
これとは対極の考え方。
ボールを動かす中で、相手の穴を見つける作業。

スタートポジションのままでは、相手DFもマークを捕まえやすい。
いくら能力が高くスピードがあっても、目の前で立ち止まっている選手の怖さは半減。
それでは、崩せない事が頭に染みついているのがフットサルのプレーヤー。

ここでのポイントの1つは、ポジションチェンジを取り入れること。
センターからサイドへ流れる。
そこに新たな選手が、センターに入ってくる。
もちろん、前後でのポジションチェンジもありますよね。

ここでのメリットは、自分自身がマークを外せる可能性が高くなる事。
フリーランニングをする事で、相手のDFから逃げれるかもしれない。
もしマークを外す事が出きれば、そのままボールを受けとって、ゴールを目指す。

マークを外せなくても、相手との駆け引きの先手を取れるかもしれない。
自分に合わせて相手が動いてくれれば。
相手は、自分の動きによって動かされているということ。
一瞬でも先手を取れば、ボールを受けてからの勝負で有利に働くのは間違い無いです。

もう1つのメリットは、自分の元々いた場所がフリーなスペースになること。
相手DFを引き連れていければ、その場所には誰もいなくなる。
たとえ一瞬かもしれないけど、その場所はゴール前の美味しいスペース。

自分は厳しくマークされているので、ボールは受けれない。
だとしても、味方のためにスペースを作る事が出きる。
ポイントは、意識があるかどうか。
自分は今、スペースを作るために走っている。
その意識があれば、味方との共有が出来やすくなるはずです。


ここまで長々と書きましたが、何一つ新しい事はありませんよね。
でも、サッカーのゴール前では停滞してる事がよくよくあります。
特に、押し込み攻めこみ続けているチームで観られます。
DFの前で無理やり、シュート。
相手も無いスペースにパスを出して引っ掛かる。
観ていて、残念な気持ちになります。

フットサルの試合を観ると、このアイデアもたくさん出てくるのに。
ゴール前での狭いエリア。
ここでの崩しは、フットサルに敵わない。

技術にアイデア。
勉強する事は、山のように。
posted by プロコーチ at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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