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GK
FCバルセロナのポジション配置図。
1−4−3−3を基本とするフォーメーションです。
ヨハン・クライフを始めとして、オランダの影響を色濃く受けています。
選手・監督・コーチ。
例を挙げれば限りないほど、多くのオランダ人が今なおバルセロナで活躍しています。
このフォーメーションの特徴は幾つかあります。
・トライアングル(三角形)が自然に数多く形成されている。
・サイドに専門の人間を配置しやすいこと。
(ウイングプレーヤー、サイドバック)
つまり、このフォーメーションを使用する意図が見えてきます。
トライアングルを活かして、パスをつないでいく。
1人、2人の関係では、点であり、線でしかない関係。
これが3人のトライアングルが形成できれば、面になりとたんに安定し得る。
この安定したポジショニングを活かしてパスをつなぎ、ボールポゼッションを高める。
その結果、攻撃の主導権を握ろうとする。
さらに、サイドで勝負をする。
攻撃の主導権を握れば、相手守備陣はどうなるか?
ゴール前に人数を割いて閉じこもり、「亀」のようになる。
そこを無理にこじ開けるのは、以下にタレント揃いの攻撃陣でも厳しい。
そこでポイントになるのは、サイド!
比較的空いているサイドを使って攻撃、フィニッシュまで持ち込もうとする。
このように書くと、良いことばかりのフォーメーションに感じます。
分かりやすい欠陥があります。
1−4−「3」−3。・・・・FCバルセロナ)
1−4−「5」−1。(1−4−2−3−1)スペインで多用されるフォーメーション
1−4−「4」−2.・・・・イングランドで多用されるフォーメーション
「 」の中の人数が中盤の枚数です。
3対5。(対スペインのクラブチーム)
3対4。(対イングランドのクラブチーム)
そう、常に中盤の枚数で少ない状態になっているのです。
ところが、バルセロナはそんなことを感じさせません。
彼らの試合を観ていても、中盤の人数不足には陥っていませんよね。
決して、ドリブルなどの個人技だけに頼っているわけではありません。
単純なことです。
中盤のエリアの枚数を増やすのです。
両サイドバックが高い位置に上がっていく。
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GK
こうすれば、中盤のエリアは5人に。
一気に数的不利は解消されます。
少なくとも、同数にはなりますよね。
それでも足りなければ?
例えば、相手中盤エリアの守備が厳しい。
そうなると、FWが下がります。
さらに、枚数を増やすのです。
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GK
こうやって、中盤を制圧。
ボールの保有率(時間)を上げていくのです・・・・ボールポゼッション。
もちろん、このことによる大きなリスクが2つあります。
・ボールを奪われたら、最終ラインには2人しかいない。
このリスクを回避するために、さらにボールをポゼッションしていきます。
ボールを奪われないから、最終ラインの枚数が少なくてもピンチは少ない。
守備の枚数を増やすのと言う、消極的な方法ではない。
ボールをポゼッションし続け、攻めることによってリスクを回避する。
ボールを奪われないから、サイドバックも自信を持って高い位置でプレーが出来る。
・ゴール前の枚数が少なくなる恐れがある。
瞬間的に、ゴール前の枚数が少なくなるでしょう。
当たり前ですよね。
下がってきて、中盤でプレーしているのですから。
このリスクも、ボールポゼッションが解決してくれます。
味方がパスを回している間に、中盤やサイドバックの選手がゴール前に!
ボールをポゼッションして、後ろから飛び出していく時間を作っているのです。
試合を観ていると、後ろの選手が決定的な場面に顔を出すシーンの多いこと!!
よく、1−4−3−3だから、「中盤が苦しい。」「枚数が足りない。」
また、1−3−5−2だと、「サイドの枚数が少なく、薄い。」
そんな話を耳にします。
本当にそうでしょうか?
フォーメーションは、始めの立ち位置、スタートポジションにしか過ぎません。
もちろん、特性はあります。
大切なことは、人を並べ、配置することではない。
それは、単なる始まり。
そこから、どのような考え方を持って、どんな約束事を作り、実行していくのか。
また、FCバルセロナの工夫も、全てではありません。
1つのやり方、つまり1つのシステムにしか過ぎないはずです。
チャンピオンズリーグのセミファイナルに残った4チーム。
それぞれ、全く異なるシステムで戦っていました。
チーム(クラブ)として、どんな哲学を持っているのか?
そして、優先順位をどうするのか?
全てのチームが、それぞれのシステムを構築していくべき。
それは、たとえどんなレベルであっても。
2008年04月25日
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