プロフェッショナルの定義とはなんでしょうか?
その仕事でお金をもらっている、本業にしている。
本職、専門職。
JFAは、豊富な経験と高い技術を有する審判員に対して、
審判活動に専念できる環境を与えることを目的に、
2002年3月からスペシャルレフェリー(SR)制度を導入しました。
SRは、審判委員会がJ1担当者(1級審判員)の中から選出(2006年9月現在、6人)し、
SRは審判活動によって主たる収入を得ることになります。
先週末のJリーグで、誤審騒ぎが相次ぎました。
横浜FC対清水エスパルス。
アルビレックス新潟対横浜F・マリノス
ヴィッセル神戸対FC東京。
この3試合。
その内2試合は、判定いかんでは、勝点が変動していたという緊迫した試合。
これら3試合の内2試合を担当した審判員は上記で説明したSR。
(柏原丈二、家本政明両氏)
別に、プロだから全て正しい、全て優れているとは思っていません。
審判も我々と同じ人間。
ミスはあって然るべきです。
ただし、プロフェッショナルならば、厳しい監視の目にさらされるべきです。
スポーツニュースを見ていても、誤審については、あまり大きく取り上げられていない。
せいぜい、こんなことがありましたよ、と触れる程度。
もしこれがプレーヤーなら?!
試合を左右するほどのミスをしたらどうなるのか?
繰り返し繰り返し、そのミスを追及されるのではないか?
逆に、いいジャッジをすれば、誉められる。
これもまた少ないですよね。
メディアや、スタジアムの運営サイドは、審判を過保護にしていないか。
テレビや、現場のオーロラヴィジョンで何度も繰り返しリプレーしてもいいのではないか。
審判を批判から守ろうとしているのでは?と勘繰りたくなります。
厳しい環境が人を育てるはずです。
甘えを許さない目が、技量を向上させる。
Jリーグのレベルがなぜ向上したのか!?
プロフェッショナルとは?
「闘い続けられること。言い訳をせずに闘い続けるってことですかね」
・・・プリマ・バレリーナ、吉田都
英国ロイヤル・バレエ団において10年もの間、トップ・プリンシパルの座に君臨し続ける。
“ロイヤルの至宝”とも称された。
「どんな状況になろうとも自分のベストを尽くすべく、
その試みを最後まで諦めずにすること」
・・・指揮者、大野和士
ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督を務める。
他にも、イタリア・クロアチア・ドイツなどヨーロッパで活躍。
「モネの幸運」と称されるほど、欧州楽壇の注目を集めている。
「どういう状況でも、自分の仕事を遂行する人のこと」
・・・ドゥンガ
現ブラジル代表監督、元ブラジル代表キャプテン。
2007年05月01日
2007年03月16日
ミスが勝敗を分ける。
FIFA女子ワールドカップ2007年北京大会。
出場権をかけて、メキシコ代表とプレイオフを戦う、日本女子代表チーム。
国立競技場で行なわれた、初戦。
2対0と言う、理想的な結果で、なでしこJAPANが勝利をおさめています。
ただし、その内容は、100点満点とはいえないものでした。
メキシコに、危険なシーンを作られ、ヒヤッとする場面も何度かありました。
しかも、そこにはパスミス、クリアミス、マークミスといった日本のミスが絡んでいるのです。
第2戦が迫ってきました。
日本女子代表は、このプレイオフを戦いぬけるのでしょうか?
こういった、負けが許されない、勝利こそが全てといった戦い。
ここで大きくものをいうのは、ミス。
ミスを味方につけ、相手につけ込むのか?
ミスを活かされ、つけ込まれるのか?
フットボールは、ミスのスポーツ。
一番確実にボールを扱える、手を使わないスポーツ。
ミスが起こるのは当たり前です。
チームとしても、個人としても、ミスに対する備えが大切になって来ます。
その場、その場における、瞬時の対応力。
前にも紹介しましたが、現代表大橋監督。
彼が、指導者講習会で語ったフレーズが忘れられません。
彼は、シンガポールリーグで、指揮を振るっていた経験があります。
シンガポールでは、晴れていたのに突然大雨(スコール)に襲われる。
視界は悪くなり、ピッチコンディションは大きく変わってしまいます。
水溜りが出来、ボールが止まったり、ボールのバウンドが変化してしまうのです。
「一回失敗してからでは遅い」
大橋監督は、様々なエピソードを交えて、語って下さりました。
我々指導者にとっても、プレーヤーにとっても大切な部分ですので、改めてご紹介します。
http://futebol.seesaa.net/article/11069829.html
負けると後が無い、プレイオフ。
周り全てに味方がいない、メキシコでの戦い。
2800Mもの高地での試合。
初体験の選手たちも多いでしょう。
報道を伝え聞く限り、万全の用意をして臨んでいるようです。
それでも、最後にパフォーマンスするのは選手です。
彼女達が、大橋監督の言葉、真の意味を理解できているか?
選手たちの応用力と柔軟性。
応援しながら、しっかり見極めていきたいと思います。
出場権をかけて、メキシコ代表とプレイオフを戦う、日本女子代表チーム。
国立競技場で行なわれた、初戦。
2対0と言う、理想的な結果で、なでしこJAPANが勝利をおさめています。
ただし、その内容は、100点満点とはいえないものでした。
メキシコに、危険なシーンを作られ、ヒヤッとする場面も何度かありました。
しかも、そこにはパスミス、クリアミス、マークミスといった日本のミスが絡んでいるのです。
第2戦が迫ってきました。
日本女子代表は、このプレイオフを戦いぬけるのでしょうか?
こういった、負けが許されない、勝利こそが全てといった戦い。
ここで大きくものをいうのは、ミス。
ミスを味方につけ、相手につけ込むのか?
ミスを活かされ、つけ込まれるのか?
フットボールは、ミスのスポーツ。
一番確実にボールを扱える、手を使わないスポーツ。
ミスが起こるのは当たり前です。
チームとしても、個人としても、ミスに対する備えが大切になって来ます。
その場、その場における、瞬時の対応力。
前にも紹介しましたが、現代表大橋監督。
彼が、指導者講習会で語ったフレーズが忘れられません。
彼は、シンガポールリーグで、指揮を振るっていた経験があります。
シンガポールでは、晴れていたのに突然大雨(スコール)に襲われる。
視界は悪くなり、ピッチコンディションは大きく変わってしまいます。
水溜りが出来、ボールが止まったり、ボールのバウンドが変化してしまうのです。
「一回失敗してからでは遅い」
大橋監督は、様々なエピソードを交えて、語って下さりました。
我々指導者にとっても、プレーヤーにとっても大切な部分ですので、改めてご紹介します。
http://futebol.seesaa.net/article/11069829.html
負けると後が無い、プレイオフ。
周り全てに味方がいない、メキシコでの戦い。
2800Mもの高地での試合。
初体験の選手たちも多いでしょう。
報道を伝え聞く限り、万全の用意をして臨んでいるようです。
それでも、最後にパフォーマンスするのは選手です。
彼女達が、大橋監督の言葉、真の意味を理解できているか?
選手たちの応用力と柔軟性。
応援しながら、しっかり見極めていきたいと思います。
2007年01月01日
ONとOFF
「ピッチの中での声やコミュニケーションが少なく、静かに感じました。」
先日から報告しています、指導者講習会での一幕。
講習会の締めとなる、ホールでの講義がありました。
そこでの質疑応答の時間、私がトレセンコーチに質問した内容です。
私はさらに、質問を続けました。
「コーチの皆さんは、選手に積極的に働きかけていました。
ただ、それが空回りしているかとも思えるくらい、選手の反 応が悪く、静かでした。」
「その、一番の原因は、何だとお考えですか?」
トレセンコーチ達は、お互いに顔を見合わせます。
静まり返ったホールに、私の声だけが響きました。
私の質問の答えの前に、幾つかのエピソードを紹介してくださいました。
・高校年代、中学年代の男子は、さらに静かなこと。
・さらに、JFAアカデミーの授業に、オシム監督が来た時。
男子が最後まで静かだったのに対して、女子が積極的だったこと。
女子のゴールキーパーの選手が、オシム監督に質問しました。
「日本人は世界では背が低いと言われています。
どのように戦っていけば良いのでしょうか?」
オシム監督は、ジョークを交えて、激励しました。
「君を見ていたら、ここが日本だというのを忘れてしまうよ。」
「このまま、トレーニングに励んでください。」
そんな彼女の身長は、中2にして、183センチだそうです。
さて、JFAは若い選手のコミュニケーション不足に対して、どのように取り組んでいるのか?
まず前提として、今の選手達は、日常生活はどうなのか。普段から、意見を発したり、コミュニケーションをとることを求められていないようである。
そんな選手達に、いきなりピッチの中で声を出せと言っても難しい。
もちろん、トレーニングやゲームの中で、コミュニケーションを取ることは継続的に求めてはいくが・・・。
JFAも苦労している姿が、浮かび上がってきました。
まずは、ピッチの外(OFF THE PITCH)で、自分の意見を発する環境を作っているそうです。
例えば、グループワーク。
何人かのグループを作って、課題をクリアしていく。
その中で、自然と意見を出しあったり、コミュニケーションをとるのが当たり前になっていく。
それを、家庭にもお願いして、続けていく。
フットボールの時だけ(ON THE PITCH)声を出させても、うまく行かない。
それならば、まずはピッチの外から意識を変えていく。
遠回りに見えても、一番大切なことではないか?
確かに、ピッチの外で、自分の考えを整理できない人間。
自分の意見を発することが出来ない人間。
そんな人間がプレーヤーになった時だけ、いいコミュニケーションを取れるわけがないですよね。
結局は、人間性が問われるのです。
それは、実際の現場だけで作れるものではありません。
そこに至るまでの過程。
その人間の背景。
知らず知らずのうちに、それら全てが、問われるのです。
トレセンコーチは、さらに、もう一つ大切な考え方を示唆していただきました。
そのコーチは、何十年も高校の教師をされていたそうです。
「学校の授業はどうでしょうか?」
「生徒の自主性を促すような授業はあるのでしょうか」
「YesかNoしか答えることの出来ない授業がほとんど。
自分たちで答えを作りだすような授業はなかなかないですよね」
「そこで育った選手達に、自分たちで意見を出せと言われても習慣にないことは難しいですよね。」
年の最後に、私にも取り組むべき課題が生まれました。
新しい年には、この課題に取り組んでいきたい!
私の決意表明に変えて、紹介させていただきました。
拙い文章ですが、今年もよろしくお願いします。
先日から報告しています、指導者講習会での一幕。
講習会の締めとなる、ホールでの講義がありました。
そこでの質疑応答の時間、私がトレセンコーチに質問した内容です。
私はさらに、質問を続けました。
「コーチの皆さんは、選手に積極的に働きかけていました。
ただ、それが空回りしているかとも思えるくらい、選手の反 応が悪く、静かでした。」
「その、一番の原因は、何だとお考えですか?」
トレセンコーチ達は、お互いに顔を見合わせます。
静まり返ったホールに、私の声だけが響きました。
私の質問の答えの前に、幾つかのエピソードを紹介してくださいました。
・高校年代、中学年代の男子は、さらに静かなこと。
・さらに、JFAアカデミーの授業に、オシム監督が来た時。
男子が最後まで静かだったのに対して、女子が積極的だったこと。
女子のゴールキーパーの選手が、オシム監督に質問しました。
「日本人は世界では背が低いと言われています。
どのように戦っていけば良いのでしょうか?」
オシム監督は、ジョークを交えて、激励しました。
「君を見ていたら、ここが日本だというのを忘れてしまうよ。」
「このまま、トレーニングに励んでください。」
そんな彼女の身長は、中2にして、183センチだそうです。
さて、JFAは若い選手のコミュニケーション不足に対して、どのように取り組んでいるのか?
まず前提として、今の選手達は、日常生活はどうなのか。普段から、意見を発したり、コミュニケーションをとることを求められていないようである。
そんな選手達に、いきなりピッチの中で声を出せと言っても難しい。
もちろん、トレーニングやゲームの中で、コミュニケーションを取ることは継続的に求めてはいくが・・・。
JFAも苦労している姿が、浮かび上がってきました。
まずは、ピッチの外(OFF THE PITCH)で、自分の意見を発する環境を作っているそうです。
例えば、グループワーク。
何人かのグループを作って、課題をクリアしていく。
その中で、自然と意見を出しあったり、コミュニケーションをとるのが当たり前になっていく。
それを、家庭にもお願いして、続けていく。
フットボールの時だけ(ON THE PITCH)声を出させても、うまく行かない。
それならば、まずはピッチの外から意識を変えていく。
遠回りに見えても、一番大切なことではないか?
確かに、ピッチの外で、自分の考えを整理できない人間。
自分の意見を発することが出来ない人間。
そんな人間がプレーヤーになった時だけ、いいコミュニケーションを取れるわけがないですよね。
結局は、人間性が問われるのです。
それは、実際の現場だけで作れるものではありません。
そこに至るまでの過程。
その人間の背景。
知らず知らずのうちに、それら全てが、問われるのです。
トレセンコーチは、さらに、もう一つ大切な考え方を示唆していただきました。
そのコーチは、何十年も高校の教師をされていたそうです。
「学校の授業はどうでしょうか?」
「生徒の自主性を促すような授業はあるのでしょうか」
「YesかNoしか答えることの出来ない授業がほとんど。
自分たちで答えを作りだすような授業はなかなかないですよね」
「そこで育った選手達に、自分たちで意見を出せと言われても習慣にないことは難しいですよね。」
年の最後に、私にも取り組むべき課題が生まれました。
新しい年には、この課題に取り組んでいきたい!
私の決意表明に変えて、紹介させていただきました。
拙い文章ですが、今年もよろしくお願いします。
2006年11月21日
無理をしてもいいところ
技術レベルは高く、パスは回るし、ボールコントロールも巧み。
グラウンダーでの素早いパスや、ドリブルを織り混ぜての攻撃。
国立競技場の美しいピッチが、このスタイルを支えています。
失礼な言い方かもしれませんが、
インドの競技場ではこういったスタイルで闘おうという気にはなれないでしょう。
Uー21日本代表戦でのことです。
今日の韓国代表は、ガンガンにプレッシャーを掛けてきませんでした。
自陣までは、日本にボールを持たせる時間の方が長いのです。
先日、韓国で行われた試合とは、好対象のゆったりとした展開になりました。
韓国での試合は、すさまじい高速プレス。
そして、ボールを奪ったら、個の力を押し出しての、圧倒的な攻撃。
反町監督の言う通り、引き分けがやっと、延長戦をしていたら負けていたのは、その通りかもしれません。
ただ、日本もなかなか得点には結びつきません。
ある程度のところまではボールを運べます。
そしてシュートまでは持ち込むものの、あと一歩が遠く感じられました。
それに対して、韓国の攻撃の回数は多くはないのですが、正直怖かったです。
特に後半は、決定機など数えるほどなのですが、それでも怖さを感じて観ていました。
その違いは、なんでしょうか?
多くの理由が考えられます。
その中でも一番感じたのは、強引さでした。
韓国のアタッカーは、とにかく自分の力でなんとかしてやろう!
この気持ちを、何度も何度も強烈に感じられました。
何人に囲まれても、無理やりゴールに向かう姿勢は、スタンドまで伝わるものがありました。
日本のアタッカー陣からは、韓国人選手のそれと比べると、何分の一。
勝負せずにボールを運んでアーリークロス。
DFを外してのパス。
確かに上手いのですが、勝負を避けているかのようにも感じられます。
そんな中で、日本の得点シーンが生まれます。
右サイドのゴールラインまで30Mほど離れたところで、水野選手(ジェフ千葉)がボールを受けます。
そのまま、ドリブルで仕掛けて行くのですが、サポートが無く孤立してしまいます。
韓国DFは速いカバーもあり、1対2の数的不利な形になってしまいました。
ここで、後ろに戻して逃げるバックパスか?
それとも、ドリブルで逃げながら、クロス。
ゴール前に上がればラッキー、相手DFに当ててコーナーキックでも取りに行くのかな?
そう思った瞬間です。
水野選手は、果敢にも勝負を挑んでいきます。
小さいフェイントを混ぜながら、ゴールラインに向かって突進していきました。
後手に回ったDFの2人を引きずるような鋭い突破です。
ゴールラインまで深くえぐった水野選手、そのままゴール前にクロスボールを上げます。
そこには、マークを外した、増田選手(鹿島アントラーズ)が飛び込んで来て、ヘディングシュート。
見事な同点ゴールが生まれました。
どんなにテクニックを高めて、戦術理解力を上げていっても、ゴールはそれだけでは生まれない。
最後は、誰かが無理をしないと!
ボールを持ったところかもしれないし、
ボールを持っていない、フリーランニングかもしれない。
相手ゴールに近づいたところで、きれいなだけのプレーは通用しないでしょう。
国際試合ならなおさらです。
そこは、いい意味での無理を、積極的にしていくところです。
(相手ゴールに近づいたアタッキングサードと呼ばれ、
ピッチを縦に3分割した、前方3分の1の地域)
リスクを背負って、勝負を仕掛けていく。
たとえ、何十回と失敗しようと、構いません。
守っているDFは、勝負してくる選手が一番怖いのです。
「得点するコツ?チャンスだと思ったらエゴイストに徹すること!」
・…74年ワールドカップ得点王、ゲルト=ミューラー選手(ドイツ)
他に、いい無理をしていたのが、野洲高校の乾選手、サンフレッチェ広島の青山選手でした。
「
グラウンダーでの素早いパスや、ドリブルを織り混ぜての攻撃。
国立競技場の美しいピッチが、このスタイルを支えています。
失礼な言い方かもしれませんが、
インドの競技場ではこういったスタイルで闘おうという気にはなれないでしょう。
Uー21日本代表戦でのことです。
今日の韓国代表は、ガンガンにプレッシャーを掛けてきませんでした。
自陣までは、日本にボールを持たせる時間の方が長いのです。
先日、韓国で行われた試合とは、好対象のゆったりとした展開になりました。
韓国での試合は、すさまじい高速プレス。
そして、ボールを奪ったら、個の力を押し出しての、圧倒的な攻撃。
反町監督の言う通り、引き分けがやっと、延長戦をしていたら負けていたのは、その通りかもしれません。
ただ、日本もなかなか得点には結びつきません。
ある程度のところまではボールを運べます。
そしてシュートまでは持ち込むものの、あと一歩が遠く感じられました。
それに対して、韓国の攻撃の回数は多くはないのですが、正直怖かったです。
特に後半は、決定機など数えるほどなのですが、それでも怖さを感じて観ていました。
その違いは、なんでしょうか?
多くの理由が考えられます。
その中でも一番感じたのは、強引さでした。
韓国のアタッカーは、とにかく自分の力でなんとかしてやろう!
この気持ちを、何度も何度も強烈に感じられました。
何人に囲まれても、無理やりゴールに向かう姿勢は、スタンドまで伝わるものがありました。
日本のアタッカー陣からは、韓国人選手のそれと比べると、何分の一。
勝負せずにボールを運んでアーリークロス。
DFを外してのパス。
確かに上手いのですが、勝負を避けているかのようにも感じられます。
そんな中で、日本の得点シーンが生まれます。
右サイドのゴールラインまで30Mほど離れたところで、水野選手(ジェフ千葉)がボールを受けます。
そのまま、ドリブルで仕掛けて行くのですが、サポートが無く孤立してしまいます。
韓国DFは速いカバーもあり、1対2の数的不利な形になってしまいました。
ここで、後ろに戻して逃げるバックパスか?
それとも、ドリブルで逃げながら、クロス。
ゴール前に上がればラッキー、相手DFに当ててコーナーキックでも取りに行くのかな?
そう思った瞬間です。
水野選手は、果敢にも勝負を挑んでいきます。
小さいフェイントを混ぜながら、ゴールラインに向かって突進していきました。
後手に回ったDFの2人を引きずるような鋭い突破です。
ゴールラインまで深くえぐった水野選手、そのままゴール前にクロスボールを上げます。
そこには、マークを外した、増田選手(鹿島アントラーズ)が飛び込んで来て、ヘディングシュート。
見事な同点ゴールが生まれました。
どんなにテクニックを高めて、戦術理解力を上げていっても、ゴールはそれだけでは生まれない。
最後は、誰かが無理をしないと!
ボールを持ったところかもしれないし、
ボールを持っていない、フリーランニングかもしれない。
相手ゴールに近づいたところで、きれいなだけのプレーは通用しないでしょう。
国際試合ならなおさらです。
そこは、いい意味での無理を、積極的にしていくところです。
(相手ゴールに近づいたアタッキングサードと呼ばれ、
ピッチを縦に3分割した、前方3分の1の地域)
リスクを背負って、勝負を仕掛けていく。
たとえ、何十回と失敗しようと、構いません。
守っているDFは、勝負してくる選手が一番怖いのです。
「得点するコツ?チャンスだと思ったらエゴイストに徹すること!」
・…74年ワールドカップ得点王、ゲルト=ミューラー選手(ドイツ)
他に、いい無理をしていたのが、野洲高校の乾選手、サンフレッチェ広島の青山選手でした。
「

