日本は2つの守備プランを用意していました。
あまりにも当たり前ですが、高い位置での守備と押し込まれた時の守備。
それがうまく行かなかった理由は、次のように考えられます。
まずは、高い位置での守備。
相手の布陣を4バック+2CMFと読む。
2センターバックには、1トップ前田とトップ下の鎌田を横並びにして当てる。
両サイドバックには、久保と伊東の両サイドハーフが当たる。
CMF(セントラルMF)には遠藤と田中蒼が当たる。
マンツーマンとは言わないものの、責任をはっきりさせて、同数で守備。
狙いとしては、奪うというよりも前進させたくない?
もちろん奪って速い攻撃はイメージしているでしょうが、簡単に前に進ませないことを優先したようにみえました。
これが上手くいかなかった理由は、ドイツが左肩上がりの変則の4バックだったから。
そして、空けておいたスペースを中盤の選手が活用したから。
右サイドバックは上がらずに、センターバックのように振る舞う。
逆サイドの左のサイドバックは、左サイドハーフのように。
そして、変則的にポジションを取ることにより、
空いた右サイドバックがいるであろうポジションにミュラーが、入ってくる。
ミュラーがズレを作ると、周りが連動して、ボールを受けに来る。
一番抑えたい、キミッヒやギュンドアンの中央すらもフリーになってしまう。
全くと言っていいほど、プラン通りにはハマりませんでした。
もう一つのプランは押し込まれた時のプランです。
まずは、4バックが中央を固める。
その前にボランチの2人が立ち、ブロックを形成する。
相手のサイドバックが上がってきたら、サイドハーフが下がって対応する。
前線の2人は、相手のCMFを監視する。
まあ、定石通りの方法でしょうか。
これが破綻してしまったのは、守備陣の人への意識が強すぎたことではないか?
ゾーンのように配置はするものの、人の動きに付いていっていました。
これは指示によるものだと考えられます。
相手のレベルが低く、出し手と受け手の関係だけでサッカーをするチームには有効です。
ただ、3人目の動きや、スペースを作りスペースに入ってくるような動きには弱い。
ポジションチェンジをする相手にも、釣られてしまいますね。
人への意識が強く、後手に回ってしまった。
PKを与えたシーンは典型でしょう。
正しくゾーンDFで守っていれば、あの位置に、あのタイミングで人がいないことは考えにくいです。
高い位置での守備、低い位置での守備。
どちらも、上手く機能していませんでした。
この状態で、前半のうちは2失点目をしなかったことが、大きな勝因と言えるでしょう。
全員での気迫こもったボールへの執着心ですね。
ただ、これをどこまで計算していたのかは、私には分かりません。
後半は、1-9(5-4)-1に変更し、勝利したのはご存知の通り。
良い守備が、良い攻撃を生み出していましたね。
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